テキスト

鶴は先人に倣い、壮大な旅日記を書き残そうとした。しかし筆を進めれば進めるほど、どこかがおかしいと感じ始める。やがて彼は思うようになった。こうしたものは、人の目に触れないまま、胸の内にしまっておいた方がよいのかもしれない、と。