テキスト

(青 青年期、日記は簡潔、字は相変わらず乱雑。) ……これ以降、彼女は師匠と同じように、山中で身寄りのない幼子を拾うようになった。 差分機についても触れ、地震・水害・気温低下の可能性を算出。いくつかの結論は実際に的中し、事前の備えで時間を稼げた。張万師兄の歴年水位記録に基づく推算も行い、水利の予測を山外へ送った。(※孤雲との手紙のやり取りに言及、門中に記載された天裂の件——天工閣にも天裂関連の書を一冊追補) 幼子を拾う道中の見聞。 真気で機巧を操る研究の進展が合間に記される。 若き日のことは、まるで前世のよう。師匠が恋しい。