そこのお方、どうぞお待ちを。失礼いたしました、私は尚儀局の女官でございます。官家の命により、ここで桃符を書いておりますが、いかんせん私は愚鈍で、何十稿も書き直しましたが、どうしても作法に合わぬように思えまして。