テキスト
九流の兵営でこの王様は、布の袋をひとつ背負って四方八方へと歩き回る。昼間は暇さえあればどこへでも駆け出していくが、何をしているのかと言えば、ゴミ拾いに乞食稼業だ!
東の家を回り、西の家をのぞき込み、古銅や鉄くずを山ほどかき集める。お前は「汚い」と顔をしかめ、あいつは「散らかっている」と文句を言うが、お宝鼠にとっては内心ほくそ笑まずにはいられない代物なのだ!
カタンカタンと音を立てて家に運び帰り、骨の折れる作業も煩わしさもものともせず、ねぐらに戻るやいなやさっそく工作に取りかかれば、あっという間に、ただのガラクタが立派な宝物へと姿を変える!