テキスト

これは金色の麦穂。長く厳しい寒空の下で、数少ない豊稔の証。寒風に立ち向かい、雨雪を冒し、あのごく並の、ありふれた身体で、よろめきながらも勝利のそばにたどり着いた。寒冷は過ぎ去る、風雪もまた過ぎ去る。この星沈み未だ明けぬ時にこそ、もう一度胸を張れ、胸を張れ。