テキストここまで辿り着いたか、なかなか鈍くはないな。 お前が初めて仕掛けを作って動かした日のこと、今でも覚えている。動いた途端、その仕掛けは山の頂から飛び出して、谷の鳥たちを一斉に驚かせた。たしか、あの日が今日だったはずだ。 お前を拾った時、年の記しは何もなかった。だが匠にとっては、初めて仕掛けが生まれた日こそ誕生日でもいいだろう。 だから祝おう。お前と、お前の仕掛けの誕生日を。