テキスト

沙漠で生まれた漢人の女性、陳如月は祖先の地・長安をひどく恋い慕っていた。胡楊の市にはかつて漢人の生活の痕跡が多く残ると聞き、隊商に同行してこの地を訪れた。共に旅する婚約者の康延は何かを探しているようで、今はもう胡楊の市の西南の砂丘へと向かってしまった。