テキスト

中原の侠客は月を追って砂漠に飛び込んだ。 しかし、砂漠には水も道もなく、大地も空も同じ色に染め上げる砂と迷いしかない。 幸い、砂塵の隙間にはいつも一枚の絵巻が浮かび上がる。 絵が、彼が最初にここに来た理由を思い出させてくれる。