テキスト天福二年、正月丙辰、北方に赤い気が横たわり、火の光のような形をなし、北斗の諸星が暗く霞んでいた。当時の人々はこれを貪狼星が世に降りた兆しと言った。その後十年、天下は乱れ、豪傑が相次いで現れ、雄主が中原の覇権を争う時代となった。