テキスト

蕭史には独特な「負傷の才」がある。釣りだと言えば、いつの間にか釣り針で手を切り、客を迎えると言えば、振り向いた拍子に梁や柱にぶつかって頭を腫らす。仕事で火や道具を使うとなれば、なおさら危険は尽きない。 この薬を受け取ると、蕭史は沈玉が用意してくれた薬膏と並べ、気恥ずかしげもなく、これは鳥を空へ飛ばすための翼だと語った。