テキスト

伝統的な東陽木彫は装飾彫刻に分類され、主として平面を基盤とした浮き彫りが特徴。薄浮き彫り、浅浮き彫り、深浮き彫り、高浮き彫り、多層彫り、彩色木材の象嵌彫り、丸木を用いた浮き彫りなど、多様な技法が駆使され、豊かな層次を持ちながらも「平面装飾」という基本的特徴を失わない。色調は総じて淡く、濃い漆による厚塗りを避け、原木が持つ自然な木目と色合いを生かすことで、上品で清雅な趣を湛えている。そのため「白木彫」とも呼ばれ、国家級無形文化遺産第1陣として認定されている。