テキスト

両親に仲直りしてもらうため、時一墨は小さな手帳を手に、丹崖の縁結びの木の下で、この世の甘い恋の模範を記録しようとしている。「はあ、父様と母様はいつも喧嘩ばかり。他の運命の絆の方々なら、きっと喧嘩などしないのだろうね」時一墨は頬杖をつきながら考える。もし彼女の手帳に記された問いに答えられる運命の絆がいれば、その疑問も解けるかもしれない……