テキスト

人は笑う、一毛不抜のそろばん弾きと。されど笑い返そう、銅板で刀を研ぐ術も知らぬ者よ。指先で弾く珠の音は絶え間なく、それは米糧であり、兵衣であり、さらには刀先三分の利。ただ腐った井戸の一筋の光ゆえに、今日この命をもって君恩に報いん。この生死の帳簿、問うてみよ、平か不平か?