テキスト材質の良い斬馬刀だが、ひどく摩耗しており、柄には「四」という文字が雑に刻まれているのがかすかに見える。これはかつての主人の愛刀であり、、九流門の初代道主・朱佑生から代々伝えられきた由緒ある物だった。しかし、契丹侵攻の年、洪四の父母と兄弟が人質となり、洪四は家族を救うため、朱佑生とは異なる道を選んだ。以来、この刀は暗い堀の中にうち捨てられ、くず拾いの老人に拾われるまで放置されていた。あの夜を知る者を除けば、その刀の物語を語れる者はもういない。