青龍堂に身を寄せに来た飢民の中には、行き場を完全に失った者も少なくない。だが双龍会の旧来の掟では、ひとたび会に入れば、身分の貴賤を問わず「四海の内、皆兄弟」とされる。その掟は、青龍堂においても変わらない。