テキスト彼は軍に身を置く将官であり、また朝廷を憂う文士でもあった。 もし廟堂が傾覆すれば、民は朝夕に危うからん。一身の学識、もしこの危局を救えぬならば、何の益があろうか。 軍帳の灯火は夜通し灯り続け、帳中の人は軍令の筆墨をもって、自分の心の中にある答えを書き記していた。