テキスト市場の商人で、にこを怒らせたことのあるやつはいない。 商品を秤にかけるとき、にこが前足を秤皿に乗せたら、それは間違いなく量りが足りてない証拠。その目は百発百中。だから皆、この猫をにこと呼ぶ。 やがて買い物客もその噂を聞き、「にこ、にこ!」と呼ぶと、にこは「にゃーん!」と駆け寄ってくる。取引をチェックして、「にゃーん」と一声。すると売り手も買い手も、サッと「お礼」を差し出す。これで商売成立!