六月丁酉、星が天市に出づ。臥星岩の揺光池は夜に天象を観る絶好の場所である。今や山中は清秋を迎えたが、毎日酉の刻に池のほとりで独り待つのは何者か。墜星が期に応じて至るを待ち、天に飛びて星を攬り衿となすとは?