テキスト三月七日、春寒厳しきも、心の内は温かし。 欒城の嫂や叔母たちと共に夾纈の技法を学ぶ。花板で素布をしっかりと挟み、染め桶に浸し、取り出した時には紋様が鮮やかに現れ、みんな大いに喜んだ。 私がこの技法は美しいが、惜しむらくは費用が高くつくと言うと、思いがけず器用な嫂が古い板を拾い上げ、磨り減った箇所は古い部分を削り取って新しいものを嵌め込み、魚膠で固めれば、すべて捨てる必要はないと言った。 その物を大切にする心を見て、私の心も温かくなった。