テキスト

敦煌文書の一点(国際敦煌プロジェクト(IDP)登録番号:Or.8210/S.1824)。縦138.5センチメートル、横29.8センチメートルの漢文写本である。表面には三界寺の僧・法信が記した『十戒受戒文』が書かれており、沙弥たちに対して戒律を厳守するよう説く内容となっている。しかし、その裏面には意外にも一首の詩が残されていた。 「日月長く相い望み 宛転として心離れず 君が行坐する所を見るに まるで火に身を焼かれるかの如し」