テキスト

ひときわ大きな紙鶴が、隅に隠されていた。紙鶴に書かれた文字は筆圧が深く、にじんだ「秋」の字が見える。 開いてみると、ある子供の願いが書かれていた—— 山の外の人間はみんな嘘つきだ。表向きは私たちを仙人と呼んでおきながら、自分たちのために仙人を殺した。私は嗟きの崖の山壁をもっと高く、もっともっと高く築き上げて、その上に無数の攻撃用の仕掛けを設置したい……誰も不見山に入れないように、誰も私たちを傷つけられないように。 下方には行草体の書き込みがある—— 誰もが大切な人を守りたいと思うもの。だけど、自分が後悔するようなことはしないで。