テキストふと南へ渡る雁を見れば、くちばしにふるさとの秋をそっとくわえている。 見交わしても知る人はなく、長歌を口ずさみ、「采薇」を偲ぶ。 ただ独り飛鏡閣にもたれ、遠く白玉の鉤を望む。 雲の彼方へ文を託したくとも、道は遠く、受け取る者もいない。 小舟はいずこまで至れるか、別れの思いはとても抑えきれぬ! ... この先の詩文は墨がにじみ、写し取ることができない。