テキスト唐末五代の動乱期、頻繁な王朝交代と粗悪な通貨の流通により、民衆は官府への信頼を失い、次第に銅銭や財貨を貯め込む習慣が根づいた。手元の銅銭がこそに価値があるとされ、官府がいかに取り締まろうとも止むことはなかった。だが、戦乱、天災、人災の中で山野に隠された財宝はやがて主を失った。偶然見つけたなら、ありがたくいただいておこう。