テキスト昔、墨山道は飛天城を築き、雲霓を貫かんと欲し、天機を衍算し、もって蒼生を済わんとした。未だ宏願を果たさぬうちに、城郭先に頽れ、忽ち三載となりぬ。 今、残垣の内に異声漸次し、機巧の声は律すること心搏の如し。また虫獣の翔集するを見、鳴声各々異なり、青鳥は影を掠めて故墟に盤桓し、諸猿は痴妄にして水を望みて月を撈う。それ水中の影は、天上の月なるか?縹渺たる夢なるか? 後の来たる者、あるいは波瀾の間にて、水中の月の真偽を探り、飛天の夢の虚実を究めん。