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淪波舟が造られた当初、乗り手が水中にいられるのは十五分ほどに過ぎなかった。ところが路蜑という名の職人は、舟に乗って三時間も潜っていられたという。理由を尋ねると、代々漁を生業としてきたため、呼吸の術が常人とは違ったのだとか。のちに淪波坊の職人たちは皆、その方法を手本にするようになった。