テキスト

旧跡には「戟の大帥」と名乗る、お面が顔に溶接された窮奇使いが潜んでいる。彼は出会う者全てに「自分は格好いいか」「巨子と比べて、どちらが格好いいか」と問いかけ、答えを誤った者には容赦なく戟を振るってくるという。墨山道の弟子たちの話では、これまでこの問いに正解した者はいないとのこと。おそらく問いを口にしたその瞬間から、彼の心の中ではすでに答えが決まっているのだろう...