テキスト異香火燭・歳寒 満天の霜雪が、ついに世の一切を覆い尽くした。 時は移り世は変わり、彼女にはもう火を点ける力も残されていなかった。 それなのに、なぜ何度も何度もあの不思議に甘い蜜菓子の味を思い出してしまうのだろう……