紅袖招酒場の店長・紅三女は、酒造りの腕で名を知られ、行き交う客商たちから「佳人の寄り添い」と称えられていた。だが天上来の港が衰えるにつれ、ここもすっかり様変わりし、今では病を抱えた子と、その母だけが残されている。