テキスト安瑠璃は崖から落ちかけた瞬間、渾身の力で紅い綾を放ち、それは月へと通じる玉の帯へと変じた。 彼女はその玉の帯を駆け上がり、月の中へと飛び込んだ。 同じころ、曹敬観音は何かを感じ取ったのか、胸に抱いていた紙の月を取り落とした。