テキスト自由人であった胡盛翼は俗世の争いを嫌う。流派の高潔さを守るため「真の己を求めよ」「華やかさを求めよ」という二つの道を説き、俗世に染まらぬ隠遁生活を良しとした。確かに梨園弟子には純粋で世事に疎い者が多い。実は皇族出身であり、権力争いに巻き込まれたことで厭世家になったと言われるが、その真偽は謎のままだ。