テキスト

月光の下、血に染まった軍旗が烈しくはためく。目の前の将軍が目を覚ましたかのように、かつて空を切り裂いた矢じりが再び脈打つ。続いて将軍が旗を振り上げると、戦火がふたたび燃え上がった。狼煙と炎と血煙が入り乱れ、鉄血の郡王が再臨したことを、高らかに告げるのだった。