玉池の玉のかんざしを白髪の女官に返すと、彼女はゆっくりとあの姫君のもう一つの物語を語り始めた。誰もが称えた気高き姫君も、かつて月に向かって涙を流し、血の涙で顔を濡らしたことがあったと。