テキスト羽衣楼は皇城の東華門外にあり、宮中の買い付けが行われる場である。金や宝石、珍しい衣服といった希少な品々が揃う。羽衣閣の主事である香司宮女は普段その姿を現さず、南唐に縁があることのみ知られている。 江南風情が漂う楼内は華やかだが、その裏には陰謀が渦巻いている。その象徴として開かれる「閬苑掬月賞華の宴」では各地の名店が集い、織金や刺繍の技を競い合っていた。