テキスト東行僧は、唐の盛期に生まれ、その衰退の兆しが見え始める時代に育った。そして、三十年が過ぎ、再び唐の地に戻って目にしたのは、ただ廃れた光景だけであった。 片時も忘れていない故郷は、記憶の中のそれとは、もはや同じではなかった。