テキスト砂海には、長く迷い続けるうちにやがて枯木と化した一艘の舟があるという。 その枝は縄のように伸び、船の周りに垂れ下がる。もし生きた者がうかつに近づけば、すでに息絶えたはずの枯木が、よみがえったかのように振るわれ、侵入者をはね退ける。 通りかかったひとかどの使い手が、その枯木の振る舞う軌跡を見てこの心法を悟った。のちに縄を武器とする侠士は、これを手本とし学び取れば、必ずや得るところがあるだろう。