テキスト

仏手郎は、雪の日に一人で出かけることに慣れている。旅に出るたび、彼は必ず一枚の覚書きを用意する。 半分には身に着る防寒着や所持品が記され、万事に抜かりないよう自らを戒める。 残りの半分には、心残りがないよう、旅の気になることが綴られる。