テキスト

安史の乱の後、牧呑は涼州を攻め落とした。民は苦境に陥れ、水路や堰はことごとく破壊された。 百年後、政略結婚で涼州に入った姫は、民の苦しみに心を痛め、嫁資を尽くして水路を拓き、堰と砦を修め、この地を潤したという。 やがて牧呑が再来し、砦は再び破壊された。ただ一つの石碑のみが、姫の功績を静かに語っている。