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大相国寺の西舎利塔には、創建者・慧雲禅師の肉身仏が祀られており、長寿を願う多くの庶民が塔を巡り、祈りを捧げている。だが、僧の浄清の目には、それは虚しい光景に映った。仏骨とは涅槃によって成り立つものであり、衆生にとって涅槃と死に本質的な違いはない。そして、世の苦しみを知り尽くした者にとって、時間とはただの枷でしかないのだ。