テキスト

□□□啓。 祈福の法会であなたが傷を負ったと聞き、この数日、寝ても覚めても心穏やかならずにいる。懐月と索靖が日々、医師を招いて薬を求めているとはいえ、どうにも言葉を濁すばかりだ。 幾度も問いただしたが、二人はただ「大事ない」と言うのみ。もし本当に大事ないのであれば、なぜ私を府の扉から中へさえ入れぬのだ。昨日は淮鼎を訪ねたが、それすら顔を合わせようとせぬ。このように取り繕われれば取り繕われるほど、胸の内はいよいよ重くなるばかりだ。 あなたが頑なな気性であることはよく知っている。だがもし傷が本当に良くないのであれば、決して気力だけで持ちこたえようとしてはならぬ。涼州の何神医は腕前抜群で、かつて家父が重傷で命も危うかった折も、あの者の医者道によって救われた。あなたが望むなら、すぐさま早馬を走らせてお呼びしよう。半日もあれば府に着くはずだ。 張球 拝復を待つ。 (受信人の名は墨で塗りつぶされている)