テキストある行人が、月の中に閉じ込められた観音と出会う。 観音は男に、月から自分を解き放ち、琉璃の鼓を探しに行かせてほしいと請い願う。 男は観音を解き放つが、その涙だけが打ち鳴らすことのできた瑠璃の鼓は、二度と響くことはなかった。