テキスト

滹沱に来た時、来元はもう決めていた。一生頭をあの機巧の中に突っ込んで生きると。若い頃は小さな学究、年を取ったら老学究になるのだと。 彼の人生最大の願いは、仕掛けを作りながら死ねることだった。 今、その願いが叶ったのだと、彼は思った。