テキスト

あなたは呆れるほどに無力を感じながらも、子どものように泣きじゃくる鬼巣窟さんのそばに寄り添っていた。 そんなとき、屋台の大成が出来上がった酸湯魚を持ってやってきた。 それを見た鬼巣窟さんはぴたりと泣き止み、子どものようにぱくぱくと魚を食べ始めた。 その様子を静かに見つめていたタイセイは、ひとつ長い溜息をついたあと、あなたに目配せをし、どうやら話したいことがあるようだった。