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碧き雲海に、近頃ひとりの愚か武者が現れた。日がな一日、行き交う者を捕まえては、遠き祖より口伝えに継がれし秘籍『鳥伏し十八掌』の修行に明け暮れているという。何でもその目的、かつて鳥の糞を頭より浴びさせられたという、まことに私怨めいた因縁を晴らすためらしい。されど哀しきかな、この十八掌、いかに工夫を凝らそうとも打てるは十七掌まで。大志ついに叶わぬまま、災いは罪なき人々の上にのみ降りかかるのであった。