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寒香尋は毎年、最初に醸した酒を携えてここを訪れ、ある故人を弔う。墓石に刻まれた名から、ここが彼女の弟の衣冠塚であることがわかった。だが、弟がどんな人だったのか、なぜここに衣冠塚があるのかについて、彼女があなたに語ったことは一度もない。