テキスト双龍会には、墨山道の高弟にして機関術の達人「雀」がいる。会内で用いられる水利機械の数々は、すべて彼の手によるもの。雀はかねてより赤龍堂の堂主と親交があり、双龍会が分裂して以降は、青龍堂に足を運ばなくなった。それでも三年の歳月を経た今なお、水門の盤車装置は滞りなく稼働し、点検や整備を要した箇所は一つもない。まさに神工と呼ぶにふさわしい。