テキスト
伝音来訪記録・第十五日
狄以秋
男、三十余。最愛の妹を亡くす。妹は生前、花を摘むことを好み、絵もよく描いていた。特に自分の体型を気にしていたため、その手の話題には触れやすい。
梅ちゃん
女、十代半ば。愛猫を亡くす。猫はよく鳴いたが、節回しやリズムは一定せず、再現はやや難しい。小梅は聡く頭の回転も速い。対話の際は綻びを見せぬよう細心の注意を要する。
沈二女
女、四十余り。愛する息子を亡くす。息子は飛天城の職人で、仕事に没頭すると寝食を忘れ、体も顧みなかった。沈二娘はいまも息子が生きていると思い込んでいる。世間話に付き合う程度でよい。