寒夜が尽きんとする時、幽影は夢路に入る。【幽夜の塵影】は霜華が拂うがごとく、馬を躍らせて満城の清月を踏み砕き、松声の飄揺を問うなかれ、ただ客子の帰途を照らし見るのみ。