テキスト

「白いウサギが薬を作ってる。誰のために?」もとは壁画に描かれた陽気な霊獣で、音楽と琵琶が大好きで、とても機敏。人が来ると琴を抱えて舞い、空を自由に飛び回った。 後に絵師がこの壁画を見て、色は半ば褪せていたが、その生き生きとした雰囲気だけは残っていた。絵師は見とれ続け、ふと閃きを得て筆を取った。筆が動くたびに鮮やかな色が生まれ、壁の絵よりもいっそう生き生きと、まるで今この瞬間生まれたかのようだった。