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諸門下の師弟たちへ。 このたび巡槍の務めを終えて戻ってみれば、山の扉の前の石段がひび割れ、砕け散っていた。そこでようやく、あなたらが昇進の道を求め、幾日も寝食を忘れて修行に励んでいたことを知ったのだ。 あなたらの労苦は日月さえ照らしておる。だが、我らの狂瀾の門は開かれたばかりであり、昇進の道は険しく危うい。あなたらが競い急ぐあまり、精を損ない本元を傷つけはせぬかと案じておる。 そこで今回、特別に「駐心令」を授ける。これを持つ者は、一度だけ降格を免れることができる。 あなたらには心をとどめ気を養い、労と休みをほどよく調えることを願う。 岸を裂く怒涛のさなかにも、狂瀾となることができる。静かに深く流れる水のときにも、また狂瀾となることができるのだ。