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此度、馬頭村で賀翁と知り合い、まるで旧知のように意気投合だった。昨夜は灯の下で語り合い、村の井戸が涸れ、皆が案じていることを知った。賀翁と共にここに来て、水を探しておられたことも分かった。
私は玉門関での駐屯が長く、水を探すことには多少心得がある。昨夜は話が尽きないほど、夜更かしまで語り合った。とはいえ、長く留まれる身でもない。賀翁がこの手紙を読まれる頃には、私は既に兵士たちと共に発っているだろう。出立が慌ただしく、挨拶代わりに、水探しの地図を一枚、書の上に置いておいた。いささかでも力となればと思う。
井戸を掘り、水を引くのは、一朝一夕に成る業ではない。されどだが賀翁の志は揺るがず、村の者も一つにまとまっている。時さえ重ねれば、必ず水は得られよう。その折には、遠くより祝わせてもらう。この先の道のりは遠い。どうか賀翁も、身を大切になされよ。